この日は
午後から定期検査ラッシュだった日。
良くなっているところ
良くなってるけど
もう少し良くなって欲しいところ
まだまだなところ
なんて具合に出来る限り明確に
分けて評価していきます。
そんな中、患者さんから
いい状態になってきたけど
その状態を可能な限り
保っていくには
具体的にストレッチとか
運動するとか
何か方法はあるんですか???
なんてご質問がありました。
これってみんなが
知りたいところだと思うんです。
僕自身、治療していく中で
患者さん自身に
気を付けた方がいいことを
いろいろ伝えていきますが
それよりも何よりも
めちゃくちゃ大切にしてほしいのが
自分の調子のいい時って
どいういう状況なのかを
理解しておく
ってことです。
ここが分かっていないと
どこをどう修正したらいいのかも
よくわからなくなってしまうし
もしも状態が悪くなったとしても
何をどういう指標で修正してもいいのか
分からなくなってしまいます。
なので自分が調子いい時は
こういう状態
ってのを知っていると
おかしな方向に向かっても
軌道修正しやすくなるし
調子がいい状況を保ちやすくなります。
ここまでの話をすると
精神論とか気持ちの問題と
感じるかもしれないけど
人のカラダは常に一定の状態に
保とうとする働きがあります。
恒常性(こうじょうせいって)とか
ホメオスタシスなんて呼ばれます。
だから、心拍も、体温も
炎症も、疲労も元に戻るんですが
元に戻す方向がズレてしまうと
上手に治らず慢性化します。
そして治療する前は
ここがズレている状態から
軌道修正しつつ
治療が進むわけです。
というわけで
精神論でもなんでもなくって
患者さんそれぞれにとっての
いい状態を意識して生活することが
ものすごく重要です。
例えばその状況ってのが
運動を週2回して
少しだけお酒を飲んで
特定の食べ物を
あまり食べないようにして
たまに夜更かしして
奥さんと子どもたちの
機嫌が良い状況
って言うのならば
その方向に向かうには
そういう動きをして
どういう生活を心掛けるべきなのかを
真剣に考えていけばいい。
そんな風に広く大きく
物事をとらえていけると
良い状況も長続きして
いってくれるものです。
ちなみに上で書いたのは
僕の事ではありませんからね(笑)