千歳市のBreath整体・鍼・整骨です。
今回はよくセルフケアとして挙げられるストレッチについてです。
「この症状にはこのストレッチ!」
「ケガをしないために!」
という記事などを見かけるし、考えている方も多いのではないでしょうか?
実はBreath整体・鍼・整骨では、ストレッチを推奨していません。
なので、来院された方にもストレッチをしてともあまりおすすめもしません。
その理由についてお話させていただきます。
そもそもストレッチとは?
ストレッチは家でもできるセルフケアとしてとか、運動前にウォームアップとしてとか
質の高い睡眠をとるためにとかさまざま理由はあると思います。
実は狙った効果を得られていないことがほとんどです。
ストレッチには大きく分けて2つの種類があります。
持続的にゆっくりと筋肉を伸ばしていく「静的ストレッチ」と
反動をつけたり、動きの中で筋肉を伸ばす「動的ストレッチ」の2つの種類があります。
Breath整体・鍼・整骨でおすすめしないストレッチは静的ストレッチです。
静的ストレッチとは、柔軟性の向上や疲労が取れやすくなる効果もありますが慢性的な症状やしびれなどを治していく上ではデメリットの方が多くなると考えられます。
静的ストレッチをおすすめしない3つの理由
- 血液の流れが悪くなる
筋肉を引き延ばすのと一緒に神経や血管も伸ばされるため、ストレッチをしている時に血管が細くなり血液の流れが悪くなってしまします。
また、神経が引き延ばされるため、坐骨神経痛などのしびれの症状がある方は悪化させる危険もあるので要注意です。
先ほどもお話した通り、静的ストレッチを筋肉や血管や神経も伸ばされますが、関節の支えるためについている靭帯や腱も同じように引き延ばされます。
なので、関節の動きにも影響してしまうので、あまり長くストレッチをすると筋肉や靭帯などの組織が緩みすぎてかえってよくないですし、関節が動く範囲を超えやすくなるので、逆に体にとって害になりやすいのです。
- 寝る前にやると睡眠の質が低下しやすい
これも意外かも知れませんね。静的ストレッチと言えど体を動かすという事は運動しているという風に体は捉えます。なので、これから体を動かすから、体温があがったり、血圧をあげたり、エネルギーを使う準備を始めたりと体を休めるのではなく使う方向にシフトさせます。
言うまでもなく睡眠とは体を休めるために行われますが、寝る前にストレッチをしてしまうと逆効果になる事も考えられます。
運動が好きな人や体が硬い人は静的ストレッチをケアとして思いがちですが、硬いから伸ばして柔らかくすればいいというわけではないのです。
ただ、バレリーナや体操選手は、競技をする上で必要な要素として柔軟性が必要な人もいます。
多くの人の場合には、ある程度の柔軟性があれば問題ないので、そこまでしっかりと静的ストレッチをやる必要もないのです。
でも、やりたいな・・・という人は3つのポイントを抑えて行いましょう。
以下の【3つのポイント】を参考にしてください!
- 運動前も運動後も1種目10秒程度でやめる
- 運動前も運動後も絶対に無理はしない
- 痛いとか違和感があると思った時にはやめる
でももっとやりたい!!
という方は、動的ストレッチをおすすめします。
動的ストレッチとは「ダイナミックストレッチ」「バリスティックストレッチ」
の2種類あります。
有名な体操を上げるとラジオ体操やブラジル体操があります。
この二つの体操も実は動的ストレッチに含まれます。
関節や筋肉の動きが良くなり、血液の流れが良くなるので、セルフケアとしてするならば
静的ストレッチよりも動的ストレッチがオススメです!
ただ伸ばすだけでは逆効果になってしまう事も多いです。
ストレッチの特性を理解した上で取り組みましょう!