昨日は
プチゼミ資料の最終確認。
ああして、こうして
ここはこうで
なんて一人でブツブツ
しゃべりながら
ようやく調整完了。
だいたい40分程度で
終われる内容にして組んではいきますが
参加者はお子さんを
お連れのママさん。
お子さんと一緒に
参加されることを考えると
シンプルな内容でないと
みなさんの記憶には残りにくくなるので
回数を重ねるごとに
どんどんシンプルになっていく。
こうして手を加える
という作業ではなくて
どっちかというと
ひと手間抜く作業
が重要になってくると感じます。
手間を抜くと聞くと
いいイメージがしないですか???
でも実際には
1から10まで追いかけて
すべてイジっていくと
物事は成果が出にくくなると感じませんか???
例えばテニスのコーチングで
マンツーマンで
手取り足取り教えると
かえって供御気が硬くなってしまうので
最初はコーチの打つ球が
地面についたらバウンズ
ラケットに当たったらヒット
と言わせ続けるそうで。
いきなりフォームを教えれば
そこに固執して
上達が遅くなるというデータが
ちゃんと存在するので
一手間抜く
という行為を
あえて行うそうです。
実は治療でもやりすぎると
良くないんです。
いやいや、ちゃんと治してよ!
って思うかもしれないけど
カラダの治療ってのは
ダメなところを解放してあげれば
あとは勝手に
良くなっていくんです。
カラダの中にも
良い連鎖と悪い連鎖があります。
悪い連鎖から抜け出せなくなっているのが
いわゆる慢性症状ってやつです。
本当は、休んだり
ゆっくり睡眠をとったり
栄養を摂取で回復するはずが
やりすぎると思うように行かずに
イマイチの状態が続いてしまいます。
大半の場合は症状を訴えている
場所とは別なところに大きな問題があるもんです。
腰が痛くてきた人でも
足首や首の問題が強い人もいます。
悪い連鎖のきっかけになるのは
悪気のない習慣や姿勢の癖です。
だから、自分では
なかなか分からない。
これを治していく治療は
一手間抜くような感じで
すべて追いかけてイジっていくと
成果が出にくいんです。
だから、問題のある部分と
それに関係に深い部分を
調整するぐらいが
すごく丁度いいんです。
たくさん治療すると
満足度はあるかもしれませんが
回復するために必要な
回数や時間が長くなることも多いです。
以前の僕は、たくさんやらないと
満足してもらえないと思って
余計なことばかり
していたかもしれません…
今は、すべて整えないくらいの方が
回復力が大きく発揮され
次回の治療時に
いい傾向がみられることが多いです。
いつも患者さんにも
完璧を目指さないで!
というのも実はこんなところに
意味があったりするものです。
やりすぎは成長も回復も
邪魔するので要注意ですよ!