新規の方から立て続けに予約を頂いていたので
段々と声の出方がおかしくなって
ちょっとだけ
喉が痛かった稲田です。
しゃべり過ぎなのかな？？（笑）
そんな中
患者さんとの会話の中で
どうせ死ぬなら
よく生きて死にたいよね
なんて何やら
深～い会話に。
なんでそんな話になったのかは
ちょっと覚えていないけど
死んでしまうってのは
誰にでも起きうることだけど
この方の
良く生きるというのが
完璧じゃなくっていいから
自分の中のベストを尽くしたい
という事だそうで。
この完璧じゃなくって
ってのは超重要様な事で
いつも患者さんにも
話すことですが
「肩こり・腰痛や
不調のない完璧な状態」
ってのはかなり
不自然な状態です。
仮に完璧な状態を作るとすれば
しっかり気圧・温度が管理されていて
最適に栄養計算されたペーストを
チューブで流し込まれる状態で
カプセルで保存されている。
こんな条件を満たしていれば完璧な状態を
維持できるかもしれません。
こんな事を言うと
大体、諦めとか人としてどうのこうの
なんて言いわれるけど
出来ないことを出来ると
言い切るよりも
100,000倍は
しっかり考えてると思うし
受け入れ方や捉え方が
ちょっとだけ違うのかなと感じます。
現代って、昔よりも遥かに色んな要素の中で
人間が生きてるわけです。
飲食物、労働、薬、パソコン、スマホ
対人・対物ストレスなどなど
あげるとキリがないですが
便利な反面そんな無数の不自然な
要素の中で生きているわけです。
これだけの要素が影響して
生きているなかで
「毎日絶好調！」
と、何も感じていない人の方が
自分のカラダの状態に
興味がないとか
カラダからのサインに
気がついてないとか
出ているのに
気がつかないふりをしてるとか
あまり考えていないとか
という可能性もありえます。
だから常に完璧ってわけでは無くて
ときどき不調や違和感を感じたり
辛い時には辛いと
声を上げてみたりと
向き合っていくのが
一番自然なんじゃないか。
と思います。
なんか哲学みたいな話になって
難しくなっている気がしますが
大切なことは
人間は完璧ではない
という事です。
だからこそ
・コーヒーの飲み過ぎって良くないよね。
・水分補給って大事だよね。
・周りとの関わり合いとか友達っていいよね。
・姿勢って大事だよね。
・ちゃんと睡眠とらないとダメだよね。
・ちょっとおかしいから治療しようかな。
というような習慣や問題点を意識する事して
自分がやりたいことをやって
よく生きる
って事が大切なんじゃないかと
考えています。
あなたのカラダも色んな要素が
絡み合って出来ています。
だからそこを無視しちゃうのは
よろしくなくて。
そこを見る事で
ちゃんと休めば回復していくとか
自分の中で対処できるとか
そういう材料になり得るのではないかってこと。
また痛み自体も嫌なものではありますが
おかしいよって危険信号であって
基本的にはあなたの味方で
生きていくためには必要なものです。
でも人間は完璧ではないって感覚がないと
・なぜ治療をするのか
・どんな事が自分に必要なのか
・これは今の自分に必要なのか
など、何をするんでも
見えないといけないものまで
見えなくなっちゃうと思います。
この患者さんと話していると
どっちが治療する方なのか分からなくなってきますが
たまには僕が聴いてもらう側
ってのも勉強になります（笑）
