患者さんから
東洋医学と西洋医学について質問。
こういう質問をされると
ついニヤニヤしながら答える稲田です。
僕がはり師の資格も
持っているからなのか
たまに東洋医学と西洋医学について
聞かれることがあります。
東洋医学=原因療法
西洋医学=対処療法
って聞いたんだけど
実際のところどうなの???
なんて具合に。
東洋医学ってのは
陰陽論とか五行論などなどの
考え方をベースに
生まれながらに持ったモノが
気・血・津液の流れが・・・
なんて聞きなれない話に
なっていきますが
カラダからの反応を見て
その状態を整えて回復を図る方法で
その整えるポイントとなるのが
ツボやツボの流れである経絡となるわけです。
そこを整える手段が
鍼灸となります。
それに東洋医学が
神秘的に見えるのって
形態建てた
その当時人たちが
分かりやすい言葉と
概念で作っているので
そりゃ現代人から見たら
神秘的以外のなんでもないでしょう。
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西洋医学はというと
そもそもは科学から成り立っていて
手術とか投薬によって
症状を抑えたり
極端かもしれないけど
脳血管とか心臓に何かあったりと
命の危険に伴う
緊急性のあるモノには強くって
まずは症状を
抑えないといけない時には
大きな力を発揮します。
そしてよく両者の違いを
よく言われる例えを書いてみると
西洋医学は機械を修理する時に
壊れたネジの部分のみ交換するけど
東洋医学はなんでネジが壊れたのか
という部分を考える
みたいな話。
別に完全に間違いとか
批判するつもりは
微塵もないんだけど
おそらくこういう考えから
東洋だの西洋だの
言っているんだと
考えられますが
でもね。。。
これちょっと違うんですよ。
別にこの患者さんとか
考え方を否定する気は全くないけど
上の東洋医学と
西洋医学の話って
その部分だけ対処する治療と
全体から治療ってのを
東洋だの西洋だの言って
都合のいい様に当てはめているだけ。
例えば
膝が痛い人がいたとして
半月板がボロボロになっていた。
全部取るまではいかなくても
ボロボロになっている部分を取らないと
膝がちゃんと動かないから
取ってしまえば
膝は動くようになるかも
しれないけど
それでも慢性的に
膝が痛い人だっている。
この場合、ボロボロの半月板を
膝が痛いから手術した
と見るかもしれないけど
もう一歩掘り下げると
そこまで半月板が
ボロボロになった理由とか
膝がおかしいって分かっていながら
放っておいたこととか
ここをどう考えるかが
重要になってきます。
とここまで書けば
分かると思うけど
別に東洋でも西洋でも
カラダ全体を見て治療するって事が
出来ると思いませんか???
西洋医学≠対症療法
東洋医学≠原因療法
じゃなくって
現状は何が必要なのかを
しっかり見ていかないと。
善とか悪とか
正しいとか誤りとか
そんな簡単に解決できない世界で
生きている
って事を
しっかり考えるべきです
何やら久しぶりに
真面目な事を書いて
背中が痛くなってきたので
この辺で(笑)
それじゃ、また明日!
その辺はさておき
興味がある方は
暗闇で耳栓して鼻栓して
ご飯を食べてみると
きっと味気ないはず。
その辺を意識すると
どこで誰と食べるか
って事が
大切ですよね。
お腹もいっぱいで
胸もいっぱい(笑)
来年からは当日に
こういう事が出来るように
頑張ります。。。(笑)