この日は
過去に来ていた患者さんが
肘が痛いとのことで
お電話をいただきました。
転んでぶつけてから
腫れているとのこと。
この時点で色んなことが
頭をの中で駆け巡りましたが
ひと先ず、電話の時点では
どんな状態なのか判断をしかねるので
直接、見せて頂いたわけです。
まずね、腕を見た瞬間なんですが
明らかに太さが違う。。。
ちょっと触れるだけでも痛いし。。。
肘の曲げ伸ばし出来ないし
手首も動かない。。。
肘から先が腫れあがっていて
右と左で一周り以上違う。。。
例えるなら
ズッキーニと大根くらい違う感じ。。。
どう見ても打撲だけの
腫れ方ではないわけです。
こういう場合って
まだ確定ではないけど
捻ったとか
ぶつけた以外に
骨折だとか靭帯の損傷が
隠れていることも。
だからなぜ
そうなったのかとか
離れた場所を叩いたり
ちょっと引っ張ったり
または押してみたり
などなど
慎重に確認して
ウチで見られるのか
医療機関への
受診の方がいいのか
ってのを考える
必要があります。
これってケガだけに
限った事じゃなくて
慢性的な痛みに
ついても同じこと。
例えば
腰だとか背中が
痛い場合には
内臓の異常で
症状が出ているケースもあったり
背中の左側や左肩から左腕が
しびれる場合には
心臓の疾患が
隠れているケースもあるし
女性で股関節や膝が
痛い場合には
婦人科の疾患である
ケースもあります。
一見すると重症に見えて
そうでもなかったケースもあれば
軽傷に見えても
実は重症だったりするケースもあるので
一概には言えませんが
そこはさて置き。
先程の肘のケガの方も
ケガのしかた
痛い場所や腫れ方
今の症状
それから検査の結果
などなど
総合的に判断した上で
医療機関へ。
なんと肘で炎症を起こして
膿が溜まっていたようで。
こういうケースは
ウチで対応するよりも
医療機関で薬だとか
直接、膿を抜いたりした方が
治りもはるかにいいだろうし
患者さんの日常生活も楽になるってもんです。
出来る事と出来ないことの
線引きって重要だなと改めて感じました。
なんだかこういうケガに出くわす事が
最近、多いような気がしますが
気のせいって事で。