空き時間に院内で日向寺先生と勉強会。
毎回思う事ですが
こうやってアウトプットしていく事で
共有も出来るし
自分のおさらいにもなるし
いい事しかないものです。
そんなこの日は
たまたま奥さんが午後からお休みだったので
家の近所にある蕎麦屋さんへ。
注文してそばを待っていると
周りのお客さんが
腰痛の話をしていたのが
聞こえてきました。
あ、別に盗み聞きしたのではありません！
聞こえて来たのですから（笑）
内容としては
ヘルニアがあるって言われて～
腰痛いんだよね〜
無くなることはないから
薬とリハビリで対処しましょうって。
日によってバラバラなんだけどね～。
その日のヘルニアの動き方なのかな？
とのこと。
この話ってよくあることで
特定の姿勢だと軽減するとか
痛い時と痛くない時がある
なんてよく聞きますよね？
ただ、痛みに波がある時点で
その腰痛がヘルニアのせいだけではない
って事が考えられます。
まず前提として
日によってヘルニアが
出たり引っ込んだりすることは
人のカラダの仕組み上
考えにくい。
だからその日によって症状が
バラバラなのも考えられません。
椎間板ヘルニアはぎゅーーーって
断続的に荷重が掛かり続けないと起きません。
なので圧力かかってるものが
日によって動くってそもそもおかしな話。
本当にヘルニアが原因だと言うなら
毎日同じ場所に同じ症状が出続けます。
じゃあなんなのか。
答えはシンプル。
その腰痛が
ヘルニアのせいじゃないから
ってこと。
そもそも
すごい腰が痛くて、椎間板は何ともないし
変形もない人なんていっぱいいて
椎間板ヘルニアがあっても
症状がないなんてこと普通にあります。
僕も手術が必要って言われたレベルだけど
特段、日常生活で困る事はありません。
ちなみに腰が痛くない人に対して
MRI検査を行うと
76%の人に
椎間板ヘルニアが見つかり
85%の人に
椎間板の変形が見つかり
そしてヘルニアが見つかった人でも
80%の人は痛みや症状を感じていない。
って事は
ヘルニアや背骨の変形が
必ずしも腰痛と
因果関係がある
とは言えないってこと。
ただ、本当にすぐに手術が
必要な人って数％います。
仮に尿失禁や便失禁などの症状が
あるのなら医療機関にいくことをおすすめします。
でもそうじゃない人がほとんど！
だから問題なのはヘルニアじゃなく
背骨の動き
股関節の動き
膝の動き
足首の動き
首の動き
生活習慣
睡眠の状況
水分量
呼吸
などなど
挙げるとキリがないけど
考えないといけないのは
ヘルニア自体じゃない。
あなたのカラダが総合的に見た時に
どういう状況なのかってこと。
カラダはその時々で
その状態がベストだと判断しているだけ。
だからこそちゃんと自分のカラダを
しっかりと見てあげましょうね！
