患者さんに配布する
資料を色々作っていると
この日も知り合いから
連絡が来て
今度はお腹の調子が悪いのと
眠れないとのことで相談。
この方は農業を営んでますが
夏は農業で冬は除雪と
休む暇もなく働いている人。
今年は特に雪が多いので
除雪が忙しいみたいです。
もともと昔から
不眠の傾向があったそうですが
最近になって
ひどくなってきたし
そしてさらに食欲も
何だかあまりないとのこと。
この間も睡眠について書いたけど
食欲、睡眠とくればやっぱり体内時計とか
自律神経の働きが
ズレているってことを考えないといけません。
そもそも緊張状態に
なっているので
交感神経がガンガンに
働いています。
交感神経といえば
自律神経の一種ですが
簡単に言えば
カラダを無意識に
コントロールしてくれる
なんていうもの
血圧や体温を
上げたり下げたり
日中の疲れを回復させるのに
カラダを休ませたり
ご飯を食べたら内臓を
働かせて消化・吸収したり
などなど無意識のうちに
している事は
だいたい自律神経の
働きによるものだし
生きるために大切なことを
するための神経です。
話を戻しますが
交感神経自体は背骨に
沿うように走行しているので
首や肩、背中にかけての筋肉は
サインとして症状がとても出やすいです
なので緊張状態にあれば
首や肩周り、背中の筋肉は
ガチガチになりやすく
なっています。
さらに手を握る力も加わって
余計に腕から肩、そして首の筋肉までを
強く緊張させて
余計にこわばらせてしまいます。
いやいや、手を強く握っても
首も肩も力なんて入らん！
と思うならハンドルを
握るような高さまで腕を上げて
思いっきり手を握ってみると
わかりやすいですよ？
結構、首も肩も背中にも
力が入りますよね？
そんな状態でいれば
首は痛くなるし
肩はこるし
背中だって痛くなります。
そして内臓のはたらきも
コントロールしているし
ホルモンが出るのにも
関係してきます。
という事は自律神経の働きが
おかしくなれば
消化器の機能もおかしくなるし
そこに関連するホルモンの働きもおかしくなるし
睡眠をとるためにも
回復させるためにもホルモンが出ますが
それすらズレた時間に出るか
出にくくなってしまいます。
なので重要なのは
この間も書いたけど
一定のリズムで
生活しているかどうか
ってところが超重要です。
毎日、バラバラの時間に起きて
食事の時間もバラバラ
寝る時間もバラバラ
そんなことしてりゃ
体調も悪くなります。
というわけで
僕の知り合いには
職場で作業があるので
その合間にはり治療。
基本的にはほとんど
ツボは使わず
症状と照らし合わせて
反応が出ているところに
鍼をしていきます。
この方の場合には
まずはとにかく寝ろ！
と言わんばかりのカラダだったので
眠れるように鍼をしました（笑）
なかなか良くならない症状って
意外と睡眠が出来ていないから
回復させる機能が
落ちていることもあるので
まずはいかにして眠るかって事を
考えてみると良いですよ！
